12個の度数(音程)・メジャー/マイナーの度数とは ギタリスト向け音楽理論解説第3回【初心者にもわかりやすく】

音楽理論
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こんにちは、しゅのです。

  • 度数って何?12個あるってどういうこと?
  • 度数は知ってるけどギターの指板上だとどのように考えれば良い?
  • CDEFGAB(ドレミファソラシ)は度数で考えるとどうなるの?

という疑問を持つ方に向けて、この記事では「12個の度数(音程)・メジャー/マイナーの度数」について解説していきます。

ギターを始めたばかりの初心者の方にとって、理論という言葉は少し難しく感じるかもしれません。しかし、基礎的な音楽理論を知ることは、ギターの上達に直結します。

この記事では、初心者の方に向けて音楽理論の基礎を分かりやすく解説します。ぜひ、ギターの上達を加速させるために知っているとお得な内容を覚えていってください。

この記事を読むと
  • 12個の度数について理解できる
  • 度数の位置関係がギターの指板上でどうなっているかがわかる
  • CDEFGAB(ドレミファソラシド)と12個の度数との関係がわかる
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内容に入る前におさらい

  • 度数とは、音と音の距離(音程)がどれくらいであるかを表すもの
  • 「ドレミファソラシド」はメジャースケールで、度数は1から8度になっている

上記内容が理解できていると、今回の記事の内容に入りやすいです。
このあたりがよくわからない。という方は、まずは以下の記事をみていただけますと幸いです。

しゅの
しゅの

今回は度数の詳細バージョンの「12個の度数」について説明していきます!

これを知っていると今後のギターライフがとても快適になるので、是非見ていって下さい。

12個の度数とは

まずは、度数についてです。
ドレミファソラシドは1度〜8度であり、数字と英語で表すと以下の通りです。

数字1度2度3度4度5度6度7度8度
英語1st2nd3rd4th5th6th7th8th
※1stとか2ndはfirst, secondのお尻の文字を取ったもので、この表のように表されます。

実は、基本的に音楽は12個の音程で構成されています。これらの音程は、半音階のステップで表され、各音程には度数(1から12までの番号)が対応しています。

以下記事にて、度数の基礎について説明した際にこの内容について触れていますので、気になる方は先にこちらの記事も見てみてください。

12個の音程をこの度数の表と照らし合わせて考えると、以下のようになります。度数は1〜7までの時よりもさらに細かくなっており、

「1 m2 M2 m3 M3 4 ♭5 5 m6 M6 m7 M7」の12個で表されます。

1st(ファースト)から始まって、M7th(メジャーセブンス)までの12個の度数があります。

音程の並びは次の図に示す通りです。

12個の音の表し方
※英語の読み方はこちらです→ m:マイナー、M:メジャー、♭:フラット

ギター指板上での度数(音程)配置

度数には「1 m2 M2 m3 M3 4 ♭5 5 m6 M6 m7 M7」の12個があることがわかりました。それでは、「こちらの度数をギターの指板上で考えるとどうなるか?」を見てみましょう。

理解しやすくするために「5弦だけを使って表してみる」と、次のようになります。

ギターの指板上での度数(音程)配置
※英語は省略しています。M7の次は1に戻ります。
理論初心者くん
理論初心者くん

なぜ ”m、Mとか♭” とか表記が度数ごとに異なっているの?どういうこと?

となる方も多いと思いますので、以下簡単にまとめます。

  1. 完全音程(パーフェクト)
    完全音程とは、安定感のある音程のことであり、 1度(ルート)、4度、5度で構成されます。
  2. 長・短音程(メジャー・マイナー)
    明るさの明暗を分ける音程であり、2度、3度、6度、7度で構成されます。
  3. 減(♭)音程
    減(♭)音程は、通常の音程よりも1つ半音下げた音程であり、5度から半音下げた音程は♭5(フラットファイブ、フラットフィフス、減5度などと読む)と表されます。

あまり難しいことを考えると逆に混乱してしまうと思うので、ここでは、「へぇー度数はこのように表すんだなぁ」ということがわかってもらえたらOKです。

上記内容の詳細理解が必要になる時には、また別途解説をしようと思っています。

メジャースケールの度数・構成音

続いて、「メジャースケール」とこの「12個の度数」との関係について説明していきます。

以前に別の記事でも解説しましたが、実はスケールとは「12個の度数の中からどの音を使う」ということを選んだ音のパッケージのようなものです。

実際に馴染み深いメジャースケールで「どのようになっているか、どう考えれば良いか?」を見ていきましょう。

※スケールの基礎については、こちらの記事で解説していますのでチェックしてみてください。

まず、メジャースケールの構成音は以下です。

メジャースケール:1 M2 M3 4 5 M6 M7

よく「全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音」の並び順になっていると説明されることが多いあれですね。

メジャースケールは上記度数で構成されており、その並び方を見てみると実際この間隔で並んでいることがわかります。(1からM2は全音、M2からM3は全音、M3から4は半音・・という具合です)

メジャースケールの構成音(ギター指板上)

まとめ

ホワイトボードでまとめる女性

まずは、ここまでお疲れ様でした!

今回は以下3点を主に解説しました。

  • 音程を表すために度数があり、全部で12個あること
  • 度数の位置関係がギターの指板上でどうなっているか
  • メジャースケールはこの12個の度数の中から「1, M2, M3, 4, 5, M6, M7」の7つを取り出したスケールと呼ばれるものであること

この内容を知っていると、他のスケールを理解するときも「12個の度数の中から何と何を取り出した」というように理解し易くなります。

また、ある音階単体ではなくて一般的に考えることができるため便利になります。

ギターの指板上での音程配置と度数の理解は、楽曲の演奏や作曲において重要な基礎となります。指板上の音程を理解し、度数の関係性を把握することで、より自由に音楽を表現することができるようになります!

実際にギターを手に取って、指板上の音程と度数の関係を実践的に学んでみてください

それでは、また。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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