- Cメジャースケール(ドレミファソラシド)しか知らないけど他もあるの?
- メジャースケールの構成音(度数)はわかったけど実際どの音になるの?
- メジャースケールっていつ使う?これを使うと何ができるの?
という疑問を持つ方に向けて、この記事ではメジャースケールについて詳しく解説をします。
まずはメジャースケールの構成音と度数について理解し、様々なメジャースケールの種類について探っていきます。また、メジャースケールの使いどころや活用法についても紹介します。
メジャースケールの理解と活用により、音楽的な表現の幅を広げ、演奏や作曲のスキルを向上させることができます。
ギターの上達を目指している方は、是非この記事を見ていってください。
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内容に入る前におさらい
以前の記事で紹介しましたが、まずはメジャースケールの構成音について確認しておきましょう。
メジャースケールの構成音は、「1・M2・M3・4・5・M6・M7」の7音です。
度数は12個存在しますが、ここから構成音の度数だけを取り出すと、メジャースケールが完成します。
度数の位置関係が曖昧だった方はこのタイミングで覚えてしまいましょう。
よくわからない。。だったり、忘れてしまった。。という方は、まずは以下記事からご覧ください。
メジャースケールの位置を把握する方法
それではここからは、ギター指板上で位置を示しながら「構成音と配置」から「様々なキー(Key)のメジャースケール」を見ていきましょう。
今回は、わかりやすいように1本の弦の中でスケールの音を見つけていきます。
- 1度をルート(基準になる音)と呼ぶ
- 1度を何の音にするかで「何メジャースケール」であるかが決まる
具体的には、1度がGの時は「Gメジャースケール」Aの時は「Aメジャースケール」といった具合です。(簡単ですよね!)
それでは構成音の位置関係を頼りに、各メジャースケールの位置を割り出していきましょう。今回は、「A・B・C・D・E・F・G」の7種類を見ていきます。
Aメジャースケール
指板の音名の図より「Aの音は5弦0フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってAメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | A | B | C# | D | E | F# | G# |
Bメジャースケール
指板の音名の図より「Bの音は5弦2フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってBメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | B | C# | D# | E | F# | G# | A# |
Cメジャースケール
指板の音名の図より「Cの音は5弦3フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってCメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | C | D | E | F | G | A | B |
Dメジャースケール
指板の音名の図より「Dの音は4弦0フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってDメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | D | E | F# | G | A | B | C# |
Eメジャースケール
指板の音名の図より「Eの音は6弦0フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってEメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | E | F# | G# | A | B | C# | D# |
Fメジャースケール
指板の音名の図より「Fの音は6弦1フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってFメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | F | G | A | A# | C | D | E |
Gメジャースケール
指板の音名の図より「Gの音は6弦3フレット」です。ここを1度(ルート)としまして、構成音によってGメジャースケールの位置がわかります。音名をまとめると以下表のようになります。
度数 | 1 | M2 | M3 | 4 | 5 | M6 | M7 |
音名 | G | A | B | C | D | E | F# |
メジャースケールは自分で組み立てられる!
ここまで7種類のメジャースケールのポジションを見てきましたが、度数の位置関係と構成音を理解していればどんなキーのメジャースケールも全て自分で組み立てることができることがわかります。
このように、基本を理解することで大量の暗記などは必要なく、主体的にスケールの位置を把握することが可能となります。
メジャースケールを使うと何ができる?
実は、一般的な音楽は基本的にメジャースケールの中の7音を中心として構成されています。
そのため、該当するキーのメジャースケールの音を使うことで、その曲にあったメロディーを作ったりアドリブ演奏したりといったことが可能になります。(この事実、結構驚きですよね)
実際にキーがCメジャーの伴奏の上でCメジャースケールを弾いてみましょう。
いかがですか?凄くしっくりきますよね。
では、あえてこのままキーが同じCメジャーの伴奏の上でDメジャースケールを弾いてみましょう。
どうですか?何か違和感というか、引っ掛かりがあって曲に合っていない感じがしませんか?気持ち悪い響きがしますよね。
Cメジャーキーの伴奏の上で異なるキーのスケールを弾いているため、音痴な部分があることがわかるかと思います。
このように、特定のキーの曲の中で、同じキーのスケールを弾いていれば音が外れることはないため、「アドリブでどの音を使えば違和感なく演奏できるか」ということを把握することができます。(あくまで基本とはなりますが)
これは、アドリブや作曲するにあたってとても大切な考え方です。理論初心者の時は、どうやってアドリブとかやっているんだろう?と想像もつきませんでしたが、少しずつでも理論を理解して演奏に取り入れることで、わかることが増えてギターがもっと楽しくなりますよ。
まとめ
今回はメジャースケールをテーマに以下について解説をしました。
・色々なキーのメジャースケールを作る方法
・メジャースケールの使い道
メジャースケールの理解は、楽曲の演奏や作曲において重要な基礎となります。ギターの指板上での位置関係を把握することで、耳コピに生かせたり、自由に音楽を表現することができるようになります。
ぜひ実際にギターを手に取り、メジャースケールについて実践的に学んでみてください。指板上の位置や押さえ方を覚えることで、メジャースケールを自在に演奏できるようになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
メジャースケールの学習が、ギター演奏の可能性をさらに広げることを願っています。
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