こんにちは、しゅのです。
という疑問を持つ方に向けて、この記事では「12個の度数(音程)・メジャー/マイナーの度数」について解説していきます。
ギターを始めたばかりの初心者の方にとって、理論という言葉は少し難しく感じるかもしれません。しかし、基礎的な音楽理論を知ることは、ギターの上達スピードに直結します。
この記事では、初心者の方に向けて音楽理論の基礎を分かりやすく解説します。ぜひ、ギターの上達を加速させるために知っているとお得な内容を覚えていってください。
本題に入る前のおさらい
- 度数とは、音と音の距離(音程)を表すもの
- 「ドレミファソラシド」はメジャースケールで、度数は1から8度になっている
上記内容が理解できていると、今回の記事の内容に入りやすいです。
このあたりがよくわからない。という方は、まずは以下の記事をご覧いただけると嬉しいです。
今回は度数の詳細「12個の度数」について説明していきます!
これを知っていると今後のギターライフがとても快適になりますよ。是非見ていって下さい!
12個音があるとはわかってきたけど、度数は知らなかった!(ワクワク)
12個の度数とは
まずは、度数についてです。
ドレミファソラシドは1度〜8度であり、数字と英語で表すと以下の通りです。
数字 | 1度 | 2度 | 3度 | 4度 | 5度 | 6度 | 7度 | 8度 |
英語 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 5th | 6th | 7th | 8th |
実は、基本的に音楽は12個の音程で構成されています。これらの音程は、半音階のステップで表され、各音程には度数(1から12までの番号)が対応しています。
以下記事にて、度数の基礎について説明した際にこの内容について触れています。気になる方はこちらの記事もぜひご覧ください。
12個の音程をこの度数の表と照らし合わせて考えると、以下のようになります。度数は1〜7までの時よりもさらに細かくなっており、
「1, m2, M2, m3, M3, 4, ♭5, 5, m6, M6, m7, M7」の12個で表されます。
1st(ファースト)から始まって、M7th(メジャーセブンス)までの12個の度数が存在します。
音程の並びは次の図に示す通りです。「M」は「メジャー」、「m」は「マイナー」と読んでください。
ギター指板上の度数(音程)は?
度数には「1, m2, M2, m3, M3, 4, ♭5, 5, m6, M6, m7, M7」の12個があることがわかりました。それでは、「こちらの度数をギターの指板上で考えるとどうなるか?」を考えていきましょう。
わかりやすいように、5弦だけを使って表すと次のようになります。
ん?なんで「m」「M」「♭」とか表記が度数ごとに異なっているの?
いい質問ですね! 概要を解説していきますね。
それぞれ以下違いがあります。
- 完全音程(パーフェクト)
完全音程とは、安定感のある音程のことであり、 1度(ルート)、4度、5度で構成されます。 - 長・短音程(メジャー・マイナー)
明るさの明暗を分ける音程であり、2度、3度、6度、7度で構成されます。 - 減(♭)音程
減(♭)音程は、通常の音程よりも1つ半音下げた音程であり、5度から半音下げた音程は♭5(フラットファイブ、フラットフィフス、減5度など)と表されます。
あまり難しいことを考えると逆に混乱してしまうと思うので、ここでは、「へぇー度数はこのように表すんだなぁ」ということがわかってもらえたらOKです。
ギターの指板上の音の並びと度数の並びはリンクしていることがわかります。度数を理解するということは、ギターの指板上の音、またギターそのものの理解を深めることに繋がります。
この後どんどん学んでいく、コード理論の理解を深めるためにも重要な要素となってくるため、一つずつ着実に身につけていきましょう。
メジャースケールの度数・構成音
続いて、『メジャースケール』と『12個の度数』との関係について説明していきます。
以前に別の記事でも解説しましたが、実はスケールとは「12個の度数の中からどの音を使う」かを選んだ音のパッケージのようなものです。
実際に馴染み深いメジャースケールで「どのようになっているか、どう考えれば良いか?」を見ていきましょう。
※スケールの基礎については、以下記事で解説していますのでチェックしてみてください。
まず、メジャースケールの構成音は以下です。
メジャースケール:1 M2 M3 4 5 M6 M7
よく「全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音」の並び順になっていると説明されることが多いあれですね。
メジャースケールは上記度数で構成されており、その並び方を見てみると実際この間隔で並んでいることがわかります。(1からM2は全音、M2からM3は全音、M3から4は半音・・という具合です)
このように、実際は12個の度数があり、その中からメジャースケールのインターバル(全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音)で音を選んだものが、ドレミファソラシド(CDEFGABC)になっていいることがよくわかります。
※インターバルについては、コチラの記事を参照ください。
練習問題
以下練習問題を用意しました。是非チャレンジしてみて下さい。
① 1オクターブ(「ド」から次の「ド」まで)の中に度数(音程)はいくつあるか
② 12個の度数はどのように表すことができるか
③ 度数(音程)にはそれぞれ3パターンの区別があるが、 1度(ルート)、4度、5度 はなんという音程か
④ 度数(音程)にはそれぞれ3パターンの区別があるが、 2度、3度、6度、7度 はなんという音程か
⑤ 度数(音程)にはそれぞれ3パターンの区別があるが、 5度から半音下げた音程はなんという音程か
5度から半音下げた音程は♭5(フラットファイブ、フラットフィフス、減5度などと呼ぶ)
まとめ
まずは、ここまでお疲れ様でした!
今回は以下3点を主に解説しました。
- 音程を表すために度数があり、全部で12個あること
- 度数の位置関係がギターの指板上でどうなっているか
- メジャースケールはこの12個の度数の中から「1, M2, M3, 4, 5, M6, M7」の7つを取り出したスケールと呼ばれるものであること
この内容を知っていると、他のスケールを理解するときも「12個の度数の中から何と何の音を取り出した」というように理解できるようになります。
また、ある音階単体ではなく、一般的に考えることができるため非常に便利です。
ギターの指板上での音程配置と度数の理解は、楽曲の演奏や作曲において重要な基礎知識となります。指板上の音程を理解し、度数の関係性を把握することで、より自由に音楽を表現することができるようになりため是非理解できるようチャンレンジしてみてください。
実際にギターを手に取って、指板上の音程と度数の関係を実践的に学ぶと理解が捗りますよ。
それでは、また。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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