ライブ本番やリハーサルで、持ち時間をオーバーしてヒヤヒヤした経験はありませんか?あるいは、MCをどれくらい長く話せるか計算が狂って、最後の名曲をカットせざるを得なくなったことは?
ギタリストやバンドマンにとって、セットリストの「時間管理」は演奏技術と同じくらい重要な課題です。そんな現場の悩みを解決するために開発したのが、新ツール「Live Setlist Manager(ライブ・セトリ・タイマー)」です。
今回は、このツールの使い方から、ライブを成功に導くためのタイムスケジュール管理術までを徹底的に解説します。
本番を完璧にシミュレーションしよう
ライブイベントには必ず「持ち時間」があります。30分、40分といった限られた時間の中で、いかに自分たちの魅力を出し切るか。その鍵を握るのは、演奏時間だけでなく、曲間の移動やMC(トーク)までを含めた正確な「タイムテーブル」の把握です。
しかし、紙のセットリストに手書きで時間を書き込んでも、途中でMCを1分増やしただけで全ての計算が狂ってしまいます。本番直前に慌てて計算し直すのは、演奏への集中力を削ぐ原因にもなりかねません。
Live Setlist Managerは、そんなライブ現場のストレスをゼロにするために生まれました。
Live Setlist Managerの主な機能
本ツールは、単なるタイマーではありません。ライブの開始から終了までを一つの「線」として可視化する進行管理デバイスです。
1. リアルタイムな合計時間算出
曲名と演奏時間(分・秒)を入力するだけで、瞬時にライブ全体の合計時間を計算します。曲を追加したり、MCの秒数を調整したりするたびに、結果がリアルタイムで更新されます。
2. 終了予定時刻とタイムテーブルの自動作成
「ライブ開始時刻」を入力すれば、各曲が何時何分に始まり、何時何分に終わるのかというスケジュール表を自動生成します。対バン形式のイベントで、イベント全体のタイムテーブルと自分たちの進行を照らし合わせる際に非常に便利です。
3. 残り時間のカウントダウン表示
設定した「目標時間(持ち時間)」に対して、あと何分何秒の余裕があるかを常に表示します。もし持ち時間をオーバーしてしまった場合は、警告が表示されるため、リハーサルの段階で曲を削るかテンポを上げるかの判断が即座に下せます。
4. バンドメンバーへの共有機能
作成したセットリストは、ワンクリックでテキスト形式としてコピーできます。そのままLINEやメールに貼り付けてメンバーに送れば、本番の共通認識を簡単に作ることができます。
ライブ進行管理の比較:紙 vs Live Setlist Manager
アナログな方法と本ツールを比較すると、その利便性がより明確になります。
| 項目 | 紙のセットリスト | Live Setlist Manager |
| 計算の正確性 | 手計算のためミスが起きやすい | コンピュータによる秒単位の正確な計算 |
| 修正の容易さ | 書き直しが必要で見づらくなる | 数値を書き換えるだけで一瞬で更新 |
| 共有スピード | 写真に撮って送る手間がある | テキストコピー機能で一瞬で共有 |
| スケジュール把握 | 各曲の開始時刻計算が大変 | 開始予定時刻を自動で一覧表示 |
| データの保存 | 紛失の可能性がある | ブラウザに自動保存され、いつでも再開 |
ライブを成功させるための具体的な活用ステップ
このツールを使って、ライブ当日のクオリティを一段階引き上げるための手順を紹介します。
ステップ1:リハーサルでの「実測値」を入力する
スタジオ練習の際、実際に曲を演奏してストップウォッチで測った正確な時間を入力してください。CDの収録時間と実際のライブ演奏では、イントロの引き伸ばしやエンディングの余韻などで30秒以上の差が出ることがよくあります。
ステップ2:MC(トーク)を1つの項目として挿入する
曲と曲の間のMCを「0」として考えず、あえて「2分」「3分」といった項目として追加してください。実はライブが押す最大の原因はMCです。ここを数値化することで、ライブ全体の締まりが格段に良くなります。
ステップ3:共有用テキストでメンバーの意識を統一
「3曲目が終わるのが19時15分だから、そこからMCを2分挟んで……」という詳細なタイムテーブルをメンバーに共有しておきましょう。全員が時間を意識することで、予期せぬトラブルにも柔軟に対応できるようになります。
ギタリストの日常に寄り添うツール群:関連ツールの紹介
Live Setlist Manager以外にも、当ブログではギタリストの成長を多角的にサポートするツールを公開しています。これらを組み合わせることで、練習から本番までをフルカバーできます。
練習と耳を鍛えるためのツール
リハーサル前後の個人練習に最適なラインナップです。
- 指板度数当てゲーム:度数の位置をゲーム感覚で暗記し、アドリブの反応速度を上げます。
- 相対音感 インターバルクイズ:耳コピの精度を高め、ライブでの急なトラブル対応力を養います。
- BPM成長記録ツール:日々の練習成果をグラフ化し、上達を可視化します。
- 万能メトロノーム:高機能かつ軽量な、リズム練習の基本パートナーです。
- Jam Track Player:指定したキーでバッキングを再生し、ソロの練習を効率化します。
- Simple Drum Machine:メトロノームよりも実践的なドラムビートで練習できます。
- YouTube Looper:YouTubeの動画を繰り返し再生し、フレーズを徹底的にコピーします。
理論と分析のためのツール
楽曲の構造を深く理解し、アレンジや作曲に活かすためのツールです。
- ギタースケール表示ツール:指板上のどこに音が並んでいるかを一瞬で可視化します。
- コード度数変換ツール:コード進行を度数に変換し、楽曲分析をスムーズにします。
- 逆引きコード検索:指板の形からコード名を特定し、作曲をサポートします。
- カポ・移調計算ツール:カポ使用時やキー変更時のコード計算を一瞬で終わらせます。
さいごに
ライブの成功は、準備の段階で8割が決まると言っても過言ではありません。Live Setlist Managerを使って、時間に追われる不安を「計画的な自信」に変えてください。
あなたの素晴らしい演奏が、時間内に、そして最高の構成で観客に届くことを願っています。ぜひ、ブックマークして次のライブやリハーサルから活用してみてください。
次回の更新では、これらのツールをさらに便利にするアップデート情報や、新しい練習メソッドをお届けする予定です。お楽しみに!


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